髙野 久美子 Kumiko Takano

東京生まれ、ソプラノ歌手。東京芸術大学声楽科卒業。

3歳のときより歌を学び始め、久城里絵子、戸田敏子、岡崎実敏の各氏に師事。

1981年イタリア・ミラノ・ヴェルディ音楽院にてマリア・カルボーネ女史の指導を受ける。

1987年2月、東京オペラプロデュース第32回定期公演「蝶々夫人」のタイトルロールでオペラデビュー、その後「リゴレット」「シモン・ボッカネグラ」などに出演。

1990年東京オペラプロデュース公演、ロッシーニ作曲「オテロ」(日本初演)のデズデモーナで主演。同年フランス・アルザス県に招かれ「蝶々夫人」のタイトルロールを演じた。

1991年6月東京オペラプロデュース公演「ドン・ジョバンニ」でドンナ・エルヴィラを、同年9月、オペラブッファ「ビバ!・ラ・マンマ」でコリッラを演じる。'92年2月の「魔笛」ではパミーナを好演、同年9月「オテロ」の原語日本初演では、デズデモーナを演じて好評を博す。

1993年3月と12月の「椿姫」ではヴィオレッタを熱演する。1994年3月、「ラ・ボエーム」のミミを'95年11月、「トスカ」のタイトルロールを演じてプッチーニの三大オペラ「蝶々夫人」「ラ・ボエーム」「トスカ」の主役を達成する。

1989年10月の東急文化村オープニング公演、「ホフマン物語」のジュリエッタ役の出演を機にミュージカルにも多数出演し、「マドモアゼル・モーツァルト」「カルメンを愛した伯爵夫人」「シンデレラ」「ザ・クラブ」「白雪姫」「眠りの森の美女」など全国展開の公演など、オペラからポピュラーまで幅広く歌いこなす実力派。

2001年5月、チェコのプラハの春音楽祭オープニングイベントオペラ「蝶々夫人」をチェコ国立歌劇場にてタイトルロールを演じ好評を博す。

2015年ギタリスト荘村清志氏と共にリサイタルを開催。また、伊勢神宮、出雲大社等「宮の杜コンサート」として全国の神社で奉納演奏、リサイタル、ディナーショーなど活躍の場を広げている。アルバム「いつしかに」「瞬」をリリース。

平成4年度、文化庁芸術インターンシップ研修員終了。

公式ホームページ
https://www.takanokumiko.net/